よし鳥取で
さていい加減鳥取の話もほどほどにしようかと
思っている今日この頃です。

朝の鉄橋、昼の鉄橋、夜の鉄橋と満喫した4日間。
晴れの日もあれば雨の日も霧の日もありました。
平日の閑散とした日もあれば、週末の観光客で賑わう日も。
「いろいろな表情を見る」という目的で来た僕らにしては
大成功といえる結果でした。

酒井に来る前にいろいろな意味で「不思議な街」だと
話してきたのですが、実際に見た酒井も同じ感想を持っていました。
地形が変。
人がいない。
その割に家々が奇麗。
なにより町の真上に巨大な鉄橋がおかしい。

みなさんも機会があればぜひ行ってみてください。
なんか感じるものがありますよ。


酒井と今回よく話していたのが、これが旅なのではないかと。
旅じゃないけど。
酒井が言ってたのが今までは「なにかしにいく」「なにか見に行く」ための
旅であって、転々といろいろなところを回っていくと。
今回は同じところで贅沢な時間の使い方で、
ぼさ〜っと毎日過ごし、そこでの微妙な変化を楽しむと。
それで些細なことに感動したり、人とのふれあいを楽しんだり。

バタバタ忙しい日々を忘れることができただけでも
私は幸せでした。


最後の夜は気に入った「しまむら」で、と思ったのですが
あいにくおやすみ。なのでまた新しい出会いを求めて他の店に。
う〜ん、そこは別においしくなかったなぁ。
その店で日本酒のおちょこと、たまり醤油の醤油差しを間違えて
飲んでしまい、激しく気持ち悪くなった。
100%僕が悪いのですが。ええ。
やんわり吐き気と下痢が始まったりして最後の夜がブルーに。
でも私はそんなことでは負けません。
最後の夜をしょぼぼと終わらせてたまるかと、
最初にいって「また来る」と約束したスナック「coos」に。
地元の常連客やマスター、ママやゆうこちゃんと
盛り上がりつつおなかの具合を気にしたり。
酒井はメモを取りながら話を聞いておりました。
僕は飲んでるだけだけど。調子にのってボトル入れたり。
2年以上置いておいてくれるそうなのでまたくるぜ!と盛り上がって。
酔うと景気がよくなるところは今後の人生の課題にとっておきます。

店も終わりに近づく頃、マスターに誘われ鳥取の夜の街に。十分すぎる夜だったけど。
マスター、ママ、ゆうこちゃんに酒井、私でカレーうどんが人気の店に。飲みながら。
べろべろにみんなで酔いながら大盛り上がり。
でも最後はなに話してたか覚えてない。
酒井はシラフなので次の日にいろいろ聞いたけど、
書くほどの話題は皆無。いやぁ「coos」の面々最高だ。

いやぁそんな鳥取。また来ます。
遊びにじゃなくて次はロケハンで。
あ、遊びでもいいけど。



1/20〜23。
素敵すぎた日々。



町中を歩いていてもこんな感じ。



畑から鉄橋。



おしっこする酒井さん。



ホモの観光旅行だ。



帰りに寄った
日本一高いところにある灯台。



灯台前の景色。



ゆうこちゃんと僕らが入れた
XOボトル。
ちゃんと取っておいてね。
もう少し鳥取で
2日目も朝から餘部鉄橋に。
この日は日曜日ということもあり観光客がすごい。
観光バスでも入れ替わり立ち替わりやってくる。
町の喫茶店から鉄橋を眺めながら映画の話。
具体的ではないけど、具体的ではない話をしにきているので
お互い思ったことをツラツラ述べる。
町には人があふれているので(観光客)、
近くの森を散策。川沿いにずんずん登っていく。
酒井と二人旅も初めてだが、二人登山も初めてだ。涼しくて心地よい。
いやぁ空気いいねぇと感動していると、酒井がタバコをすっていた。
登るのもきりがないので適当に道を戻る。
山頂には雪があって見たかったのだけれど。

確かその後もまた町の喫茶店にいったような。
毎日100枚以上の写真を撮る。基本橋ばかり。
毎日天気が違うのでそれだけでも興味深い。
海や山をしょっているので景色の変化が一目瞭然だ。
霧深くなったり、海が荒れたり。

にしても町には人がいない。驚くほどに。
観光客じゃなくてね。現地の人。
4人くらいしか会ってない。4日いて4人。朝から夜までいるんだけどなぁ。
みんなどこにいるんだ。
家の河原もきれいだし、かなり手入れされているものの、生活感がない。
つくづく面白い町である。

夜には真っ暗な駅、電車を見た。
鉄橋を下に見える場所があってそこからの鑑賞。
鉄橋下に明かりが少ないものの町を感じる。
山の一部分が光を帯び、電車が現れる。
まるで町の上を走る銀河鉄道だ。酒井と感動。
これはフィルムには映らないんだろうけど、だからこそ響くものがあった。
下から見上げた時はまるで夜空を飛んでいるようで銀河鉄道。

二日目の夜は「しまむら」に行く。
うろうろと鳥取の町を歩いていて佇まいに惹かれた。
ほうぼうの刺身なんかに舌鼓。「ほうぼうください」と言ったら
一匹をフルに味あわせてくれる。刺身についていて驚いたのは皮をゆがいたもの。
独特の食感がいい。その後は骨周辺を唐揚げに。まるごと堪能。
そんな感じで数種の新鮮な魚をいただく。
店長が話ベタなのがまたいい。

テレビでは世界遺産なんかをやっている。
この回は高校時代の友人がディレクションしたものだ。
それを鳥取で地酒をちびちびやりながら見る。
心地よい幸せ。関係は遠くとも友人の仕事をこうやって見れるのはうれしい。
みんなの幸せを祈りながらの酒。酔っているに違いない。
酔った勢いでその監督に電話する。驚いたろうなぁ。
カウンターで飲んでいたのだが、常連のクラブのママらしき人と話す。
昔江古田に住んでいたそうだ。おお。
どうでもいいがこの人、東京とは一度も言わなかった。いつも「江戸」。

ホテルへの帰り道に屋台でラーメンとおでん。これは蛇足だった。


まるで旅日記だ。



有名な撮影ポイント。
ここからの夜景も映らないけど
素敵。



山と海と橋。そして家々。




晴れも見れたし雨も見れた。




海。
日本海の海はやはりいつも
見ているのとは違うね。




通っていた喫茶店からの景色。




車を降りてうろうろしたトンネル。
味のあるトンネルが多かった。
実は僕トンネル好き。




誰もいない漁港で。




「しまむら」で。




ほうぼううまかったなぁ。
思い出してもよだれが出る。

さて鳥取で
鳥取の続きを。
さて、朝8時半に鳥取空港に到着した僕らが最初に向かったところは
当然餘部鉄橋。海沿いの道を1時間以上掛けて進んでいきました。
途中途中の景色も絶景。
景色に喜ぶか、「最近太ったよね〜」なんていうオ−バー30な話題を
しながら僕らの鳥取号(レンタカー)は道を行きます。
まぁ僕は半分寝てましたが。

酒井には行く前から色々と餘部鉄橋のすごさは話してきましたが
実際に目をするとやはりその驚きは想像の上をいったようで。
その気持ちよくわかる。

駅の無人ホームに行って電車を待っていると電車が到着。
1時間に1本ほどしかない電車に誰が乗ってるんだろうねぇ、
と話していたのですが、降りてくる降りてくる。
えええ、と思っているとほとんど観光客なんですね。
どどっっと撮影ポイントに群がって記念写真を撮っておりました。
餘部鉄橋がなくなることはいろいろなところに影響してるんだなぁと。

町中も一通り歩き回り、海でものほほんとしてみたり。
こんなに時間を気にせずのんびりしたのはいつ以来だったかなぁ。
それだけでもいい時間。
で昔の撮影ポイントなんかも酒井に説明したりしながら
空は暮れていきました。

夜はやっぱカニだろう、とホテルで紹介されたお店から
実際に店頭までうろうろして雰囲気を見ながらお店決め。
いやぁ魚がうまい。刺身をつまみながら、カニ味噌なんかに舌鼓。
そしてやはり松葉蟹。
このサイズ(写真参照)を2人で食べたのは初めてだなぁ。
なんかこうやっていつでも行きたいところに行けて
食べたいものを食べれるくらい稼ぎたいねぇと語りながら
夜は更けていきます。いやぁカニ満喫。

次はなんか酒でも飲もうよ、と下戸の酒井を無視したようなスケジュール。
鳥取の町はスナックが多い。町の人に聞くとスナックでも若い子が結構いるみたいで。
若い子がいいって訳でもないんだけど。なんか地元の人と話したいんですよねと
アドバイスを求めると一件のスナックを紹介してくれました。
そこでかぱかぱビールを飲みながらゆうこちゃんやママと話す。
鳥取の学生生活、いつもの生活にカルチャーショック。
また来てね〜と約束をされながらホテルへ。
映画の話なんにもしてねぇなぁと思いながらぐっすり。


シナハンに来たと行って
料理関係の写真しか載せないのは
どうかと思う。



鳥取駅「海」にて。
もさえび。甘味も多く絶品。


刺身盛り合わせ。
あれもこれも食べたいと
カウンターでわがまま。
ビールがうまかった。



普通の蟹を頼む勇気がなく、
蟹みそを頼んだ時のもの。
この一皿でたがが緩む。
うまいとかそういう問題でなく
とろけた。日本人でよかった。


蟹みそパワーのまま、
松葉蟹をお願いする。
二人で一匹、このサイズ。
贅沢だなぁ。



「刺身でも食べたい」と
話していたのだが、反対されて
全部焼きガニに。
確かにうまい。
人生史上最高蟹ではなかろうか。
パワーが違う。

いざ鳥取へ
鳥取に行ってきました。1月中旬〜下旬。
仕事でもなんでもなく、近い将来撮りたいなぁとおもっている映画のための
シナハンで。同伴は脚本家で悪友の酒井氏。
男二人旅って初めてで「喧嘩しないようにしようね」なんて
女々しいことを言っていたのですがなんやかんや楽しく。

3泊4日の結構長旅で、酒井共々スケジュールを空けるのが
なかなか大変でした。
旅立つ前日は編集で、想像通り深夜まで。
その後は想定外の別の作品の修正が突然入り、夜中3時から。
このへんで鳥取行きを悔やみだすものの
出発の15分前に無事終えて、飛行場へ向かいました。危なかったなぁ。
待ち合わせ駅に向かうタクシーで
「酒井くん、少し遅刻だごめん〜」と電話しながら駅に到着。
でもやつは来ていないような状況で。そんな慌ただしい始まりでした。

そもそも何故「鳥取」か。
私が制作で会社員だったときに地方ロケで
餘部鉄橋を撮影しに行ったことがあって、
「この町にはドラマがある」と感動したんですよね。
町の上に大きな古めかしい鉄橋が。
そして町のすぐ手前には海、奥は山という不思議な地形。
いつかいつかと思っているうちに、ニュースで鉄橋取り壊しの話を
聞いて「今やらねば!!!!」と奮い立った次第でございます。
遅いくらいだけど、こんなことでもないと動かないかな、なんて
前向きに考えて。あ、あと餘部鉄橋は兵庫県ですけどね。

で酒井とは「今カニうまいらしいんだぜ」なんて話題が中心のまま
飛行機に。飛行機が何故飛ぶのか、いや、なぜ飛べるのかが
わからないので未だに恐怖を感じているのですが、
飛行機では爆睡。
なにがこわいって飛行機ではありませんでした。
酒井です、酒井。
飛行場でレンタカー借りて酒井運転でいくものの、
サイドブレーキを入れたまま発車するは、
前を見ず、ナビを見っぱなしになるは...。
でも寝不足の僕は運転を任せ、また爆睡。

そんな感じで僕らの二人旅は始まったのでした。


懐かしい。。



5年ぶりの景色。



昔来た時に撮影した場所。
ここにカメラ機材を降ろして...
いろいろと思い出しました。

そして昔の撮影時に昼飯を
よく食べていた店。
相変わらずいい感じ。不変。
天ぷらそば食べてすっぱいと驚き、
昔一緒に来たPにメールで
知らせる。
「山陰のだしはすっぱい」と
教わる。でもその晩、
鳥取のスナックでそんなことない
と言われる。
新年とっく開けてますね
遅ればせながらあけましておめでとうございます。
はぁ、なんかここも毎月更新どころか隔月更新みたいになってしまって...。
なんとか頑張らねばと思っている次第でございます。

最近は普通に仕事しまくりです。
気分的には年末進行まんまって感じで...。
あ、でもちょこっと勝手なことをしてみたり。
そこらへんは次から回想的にまとめて書いていきますね。

これがきちんと1月始めですと、昨年の反省したことや、
今年の抱負みたいなことから始まるのでしょうけど、なんか機を逃した感じで。
ということで、反省、抱負ともに胸に秘めたまた07年をスタートしたく思います。
今年もよろしくお願いいたします。


写真多めにして
更新さぼっていたのを
ごまかします。



去年のですが、
蒲田の餃子で有名な店。
羽根がいいね。


年末から念願の仕事が動き出す。
映画じゃないけど。
そしてもう完成までしちゃった
けど。
その打ち合わせが何度も
行われた会議室。



でもって左記の撮影の1シーンを
行ったところ。
寒いけど熱かった。



大阪の夜。
まぁこの写真も昨年ですが。


地方に行った時の
マイホテルルームはこんな感じ。
Power Bookがあれば編集も
出来ちゃうし、
ネットが繋がればもう完璧。



焼き芋屋さんを見つけると
50%の割合で呼び止めてしまう。


クリスマスだけど、
近所のコンビニで。
ドラムとベースだけだけど
むちゃくちゃかっこよかった。



年末墓参り行った時に見た富士山。