私が手に入れた音源から私的ベストです。
今年は手に入れた音源総数は207枚でした。まぁなかなかですね。
ってかなにをもってして「なかなか」ってのもよくわからないですが。
別にコレクターではないですけどね.....。

総括として、今年は例年通りHIPHOPが多かったですね。
でも日本のモノは減ったな。つまらなかったもの、今年の日本語HIPHOP。
その分海外もので多く聴きました。過去もの含め。
あとJAZZの魅力を改めて実感しましたね。
元ネタという観点からはもちろん、オーソドックスな持っていた、
音源をかなり聴き直しましたね。
ヒットチャートを賑わすような日本のポップスは
相変わらず「知っている」くらいにしか聴きませんでしたが、
いくつか面白いものとも出会えました。
あとは仕事絡みでクラシック系のものも聴いたなぁ。
でも詳しくはなれませんでしたけどね。
そんなこんなで良かった10数枚を順不同でご紹介。
にしてもHIPHOP多いなぁ....。あくまでも私的ですんで。
そして誰もが知っていて、大名盤なのは外してます。
あと発売は過去でも、私が聴いたり、手に入れたのが
今年のも入っております。
●De La Soul/The Grind Date
こんだけ待っていた新作もあるでしょうか。私だけかもしれませんが。
え〜、前2作が今いちでどこに向かうのかが不安だったのですが、
こりゃいい。ネタ感つよく、ファンキー。それでいてデラ節全開です。
だらだらしつつ、ね。「格好良い」にはいろんな意味が含まれますが、
この場合はリムジンの後ろでシャンパン飲むような感じはございません。
居心地の良いクラブなんかで、ふらっとかけてほしいなぁ。
ちょと軽く踊ってしまうよ。僕は。
●Alicia Keys/The Diary of Alicia Keys
歌ウマッ!このアナログ感も最高。音質とかね。
ミックスもいいしなぁ。曲がいいのはもちろん。
なんか否のつけどころが....ないなぁ....。
カニエ氏がクローズアップされて語られる事が多いけど、
浮く事なく、見事ななじみよう。トータル的に見ても、
曲単位でみても捨てるものがない傑作です。
オーガニックソウルだなんだといわれますが、
「音楽」ですよ、これが。
●GHOSTFACE/PRETTY TONEY ALBUM
ゴーストフェイスの黒さが改めて認識できる一枚。彼としては4枚目。
ソウル系ネタを強く出したトラック。
ゴーストフェイスの力こもった俺節ラップ
(でもワルって感じじゃないんですよ)。
ソウル好きだけどHIPHOPはちょっと...という人なんかにはぜひ。
●GORE-TEX/RELOAD
Gore-Tex、初アルバムです。最近日本のHIPHOPがつまらない、と
ぶちぶち言っていたところに届いたいいじゃん!盤。
これがね、重くていい。彼のラップでアルバム1枚は疲れるかな、って
思ったけども、ゲストの入れ方やラップの仕方でおいしかったです。
トラックも様々なトラックメーカーが参加しているものの、
統一感があり、重めでドープな中でのバリエーションがいい。
なんとなくいい意味で94年頃に出ていそうな雰囲気もいい。
これは買いですよ。同時期に出たニトロの2ndよりも断然こっち。
●Manifest Destiny /Utd
Mos Def、DCQ、Cesのユニット。ドープです。
また94年あたりの未発表版なので、
その頃の音が好きな方にはたまらないシロモノです。
HIPHOPのIQ高いです。かなり高め。
重くて、暗めでドファンキーだけど理知的。超お勧め。
この世界感に身を委ねて聴く感じでしょうか。でかい音でね。
●Smrytrps/ことばのおんがく
サムライトループスの2枚目。
今年面白かった日本のHIPHOPとなると、こういう「シーンの閉息感
を打破する力を持っていそうな盤」というのが残ってくる気がします。
これはそんな感じ。楽しくもポップ過ぎず。
そして各々の技術もあり。「ちゃんと作ってる」のがわかります。
これだけ聴きやすいのだから、ものすごく売れそうなもんだけどな。
まぁ難しいんだなぁ....もったいないね。
●T.A.K. The Rhhhyme/Citizen Of The World
過小評価。なにがどうしたんだろうって感じです。
こないだ渋谷のツタヤに行っても置いてなかったよ。
評価が低いのはその流通に乗れてないのが問題でしょうか。
もったいないなぁ。日本語HIPHOPでは本当に面白かったけどな。
とにかくアルバムとしての完成度が高い。
そして不遇(ハタから見て)な怒りの時を越え、
今の穏やかな心境を歌ってます。
あ、だからと言って愉快な感じではないですよ。
暗さや、怒りの出し方が変わったような、ね。
後乗りのような独特のラップが、
アーバンメロウなトラックと相まって、
心地よく聴かせてくれる一枚。
●倉橋ヨエコ/東京ピアノ
独特の声質とファンタジーミ−ツホラー(笑)のような世界観。
こども向けの音楽にも聞こえつつ、大人向けでしかないものも混在。
いやぁ、面白いなぁ。ピアノが中心ながらも、
ストリングスやホーン・セクションをフィーチャー。
なんか豪華な音です。
ピアノの鳴りは癒されませんよ。アナーキーでフリーキー。
「ああ、この人はピアノを弾く事をやめると死んじゃう病気なんだね」と
納得できるような音面。
歌詞はかなりおどろおどろしいしなぁ。
最後にタワレコの評から良い事いった!という
一行を見つけたので引用します。
「ピアノへの愛情と偏執が織り成す一大叙情詩」これだ。
●DOUBLE/Life Is Beautiful
最近の作品だし評もつい最近書いたのでかぶりそうなんですが、
え〜改めてJAZZミ−ツR&Bなアルバムです。
なんか「ジャズってとっつきにくかったけど、
こんなジャズアルバムがあると取っ掛かりになる」とか
言っている人もいますが、違うと思うよ。
ここにはJAZZの形はとっているけどJAZZ魂はないよ。
JAZZ心はあるけど。そういう聴き方するなら他の方法を
考えた方がいいんじゃん?と思ってしまう。
あくまで「DOUBLE meetsジャズ」。それが抜群に格好いい。
そういうことですよ。音楽にカテゴライズは不要とはいうものの、
する以上きちんとしようよ、って感じです。
ま、確かになんとなくオシャレなアルバムが
良いって人にはお勧めだけどね。
●夏木マリ/九月のマリー
歌手・夏木さんは私は本当に素晴らしいと思うんです。
声量うんぬんの話になってくると、そりゃ歌手のみで
活躍している人の方がうまいかもしれません。
でもね、表現力と良い、あの声といい、俳優もやっているから
こその魅力もふんだんに盛り込まれています。
これは一度なくしたので買ったのは2回目。
元ピチカートファイブの小西さんプロデュース。
オシャレでモダンで色気があって、大人の世界が広がってます。
ずっと過去にだしたものも、小西さんが手掛けるようになったものも
ぜひ
聴いてみてください。
●スチャダラパー/The 9th Sense
前々作くらいから続いていた閉息感も消え
(あれはあれで面白かったけど)、
面白いくらい「フレッシュ」に蘇ったスチャダラパー。
相変わらずのモラトリアム感や皮肉感は健在どころか
年とともに研ぎすまされています。トラックも緩急、緩渋あり、
アルバム通して飽きさせない出来になってます。
単なるオモロラップといまだに思っている人たちに
聴かせてやりたいですね。
ブランクがあっただけの事はある渾身の一枚。
●V.A./Killer Jazz Funk From Groove Merchant Vault
ジャズファンク系のコンピは数あれど、こいつはいいね。
黒さはもちろん、おいしいところから拾ってきてます。
幅があるのが良いんです。ある程度メージャー〜マイナーなものまで。
時代的にも結構幅あるんじゃないかな?そうでもないのかな。
それでいてちゃんとした統一感。
レアなもの、集めりゃいいってもんじゃないってことが伝わります。
センスと美学が伝わるコンピじゃないでしょうか?
●Hil St. Soul/Copasetic & Cool
多くの人に愛されて然るべき盤。暖かく、豊かな気持ちになれる
UKソウルの傑作じゃない?
ちょっと懐かしい90年代的プロダクションも決まってる。
特筆すべきは「Pieces」「All That (CLASSIC STRINGS MIX) 」。
この暖かさはなんなんだ
。ヒラリーのボーカルものびやかでいい。
優等生的でもあるんだけどね。
でもね、良質であり、UKソウルの良心ですよ、これ。
●Gil Scott-Heron・Brian Jackson/Winter In America
大傑作でしょう。まぁ昔から持っていて買い直しなんですけどね。
「The Bottle」1曲が有名になってますが、全部良いです。
エレピの鳴りといい、声も渋くあたたかい。
おじさんが背伸びをせずに歌ってます。
これが最高にファンキーだけどクールで格好良いんです。
なんかこう目を閉じながら薄笑いしてうたってそうでいいんだぁ....。